まいぺーすに建築ブログ。

建築のこと。本のこと。日常のふと気になったこと。

原っぱと遊園地

緊急事態宣言は解除されたが、どうしても不自由な日常はなかなか変わらない。オンライン上で仕事をする生活に移っていくのかもしれないが、まだそれを支える設備が追い付いていないなと思う。そう思う一番の要因が図書館なわけで、もう図書館は使うことが出…

「武器になる哲学」を読んで。

キャッチーなタイトルでかつ、電子書籍で読めるということで読んでみた本。 哲学の入門書というよりかは、ビジネスに寄っており登場してくる哲学者の話も短く、多くの哲学者の話をかいつまんでいる。それでも、実際に活きるシーンが良く想像がつきやすく初学…

エスカレーターと建築

先日の『マツコの知らない世界』で換気扇や室外機などとてもコアな内容で特集が組まれていたが、その中でも田村美葉さんによるエスカレーターの部分が特に面白く自分の興味に近いものであった。 www.tokyo-esca.com 原広司の梅田スカイビルのなど建築学生で…

コロナにより生まれる新しいマナー

ソーシャルディスタンスや三密などの言葉が定着したことで、日常生活でのちょっとした動作や行動にもなんらかの力が加わっている。前を歩く人とは自然と距離をとったり、反射神経的に人混みを避けるように動いたり、だいぶ行動の根底に根付いている気がする…

「やりたい」ことを「やれる」ひと。

今は、何でも自粛を迫られる状況であるが、こういう時間が出来ると普段は出来ないようなことを始めたくなってしまう。 多くのプロジェクトが同時進行で動いている時には、なかなか手を付けることが出来なかったものが数多くあって、そういうことに手当たり次…

リモート時代の働き方・暮らし方の話

新型コロナウィルスの影響で、今までにはないほど多くの人がリモートワークに移行している。この感染症が落ち着いた後に、これまでのワークスタイルに戻るのか、はたまた、リモートワークを多く取り入れる方向へと変化していくかは、まだどっちとも言えない…

谷尻さん「CHANGE」を読んで。

家にこもる時間が増えたので、どこか出かけに行く時間が、本を読む時間に変わってずいぶんと経った。最近、読むだけ読んで、感想を文字に起こすこともなかったので、久しぶりだけれど、考えたことを書きたい。 この谷尻さんの「CHANGE」は、建築の専門書であ…

Photo_上野公園

高輪ゲートウェイ駅

昨日開業した高輪ゲートウェイ駅に。開業前から度々話題に上がっていた駅だが、都心に新しく駅が出来ることはあまり無いことなのでなんだかんだ楽しみにしていた。 駅のホーム上は大空間になっており、ホームにも大きな屋根を支える柱が気になるようなことは…

石の美術館

那須にある隈さん設計の「石の美術館」を訪れた。本当はもう一つの馬頭広重美術館も行きたかったのだが時間なく行くことは叶わなかった。北関東にも山ほど見てみたい建築があるのだが、中々時間がなく見て回ることが出来てない。 今では数多くの美術館建築も…

窓展 @東京国立近代美術館

東京国立近代美術館で今日まで行われていた窓展に滑り込みで行けた。窓という建物の内部と外部を仕切る境界というだけでない、解釈の幅の広さを知りうることの出来る展示であった。展示数もとてつもなく多いのだが、どれも窓のもつ違う側面を表していること…

隈研吾教授最終連続講義 第八回「エンジニアリングの未来」 @安田講堂

隈先生の最終講義シリーズの第八回。今回は構造を主題に江尻先生、佐藤先生を招いてのレクチャー。 隈先生が自身の建築の原点として語られる代々木競技場の構造についてから始まり、その時の感動は構造によるものだったという話から、構造に対する意識につい…

増田信吾+大坪克亘展 「それはほんとに必要か。」 @ギャラリー間

1月16日からはじまった増田信吾+大坪克亘展。前回のギャラ間のADVVTの展示を行き損なってしまったので、今回は会期の早いうちに訪れた。 躯体の窓など、新建築の誌面上は見たことある作品はあったが、俯瞰的に見ることは初めてで、展覧会の中でぼんやりだが…

隈研吾教授最終連続講義 第七回「歴史と継承」 @安田講堂

隈研吾最終連続講義の第七回。建築史家の藤森先生と政治史家の御厨先生を招いての講義。台風で2ヶ月も延期になってしまい平日での開催だったが、多くの方々で賑わっていた。 まずはじめに、藤森先生から隈建築の変化と今の隈建築の原点の話。処女作である伊…

PLOT 設計のプロセス展2019 GAギャラリー

最近、バタバタと忙しいことが多くて、ゆっくり文章を書いたり展覧会をじっくりと見に行く時間が取れなかった。森美術館の「未来と芸術展」や2121のマル秘展など気になるものも多く、いつか 行きたいで終わらないように時間を見つけて行きたい。 こないだ、…

「令和元年の建築系研究室」建築文化週間 学生ワークショップ2019

10月26日、27日に建築会館で行われた学生ワークショップ2019。建築文化週間の1行事として有志で集まった学生が内容を企画し毎年違ったワークショップが行われている。自分自身もこの実行委員として約半年間企画や諸準備をしてきた。始まる前までは正直いうと…

New Nature/御手洗龍展 @プリズミックギャラリー

南青山にあるプリズミックギャラリーで開かれている『New Nature/御手洗龍展-新しい幾何学でつくられる小さな生態系としての建築』。御手洗さんが伊東事務所を独立してから取り組んできたいくつかのプロジェクトの模型とボードによる展示。ほかにも、みらい…

隈研吾教授最終連続講義 第六回「アートと建築」 @安田講堂

全10回の折り返しとなる今回の講義は美術評論家であり隈さんとも関わりの深い高階秀爾さんと伊東順二さんを招いて「アートと建築。」というテーマでの講演。 高階さんも何度も話のなかで用いてたウィトルウィウスの建築十書にあるように、そこで建築の大きな…

レクチャー Petra Blaisse「Vertical versus Hrizontal」

Petra Blaisseによるレクチャーが先日東大で行われました。オランダのテキスタイルデザイナーでOMAとも多くコラボしています。それもあってかレムコールハース本人も会場にお忍びで来ており大変驚きました。OMAとコラボした仕事にはシアトル国立図書館のカー…

SDレビュー2019 @代官山ヒルサイドテラス

毎年行われてる若手建築家の登竜門とも言われてるSDレビューの展示会に。今回は研究室の直属のお世話になった大村さんの作品もあると行くことで見に行くのが楽しみな展示会でした。(ほんとに微力ながら模型製作も手伝えて良かったです。)大村さんは以前アア…

空中庭園幻想としての梅田スカイビル

この前旅行で訪れた大阪で訪れた梅田スカイビルについて実際に訪れた感想を書きたい。「空中庭園」という言葉は幻想的な風景を思い浮かべるが、実際にこの梅田スカイビルは現代における空中庭園を目指した建築である。原さんはかつて研究室として集落調査を…

photo_金沢海みらい図書館_TOYAMAキラリ

先日の金沢で行われた学会のついでに2つの図書館を見てきた。シーラカンスK&Hの金沢海みらい図書館と隈事務所のTOYAMAキラリ(富山市立図書館)のどちらも比較的新しい北陸の建築でありながら、規模も建物内に入り込む用途も全然違く見比べると面白かった。…

隈研吾教授最終連続講義 第五回「緑と建築」 @安田講堂

今回の隈先生の最終講義は、前回から1か月以上が空いての講義で全10回の内折り返しの5回目の講義でした。造園の専門家である進士先生と涌井先生を招いてのレクチャーでこの最終講義の分野の多様さを感じるものでした。「造家」という言葉を伊東忠太が「建築…

隈研吾教授最終連続講義 第四回「街づくりとクラフト」 @安田講堂

前回から時間が空いての第四回はデザイナーの原研哉さん、街づくりのプロである鈴木輝隆さん、和紙職人の小林康生さん、左官の挟土秀平さんを招いての講演でした。個性的な人が集まっており、話がどのように行くかが講義前からとても気になるものでした。本…

Photo_尾道

以前尾道を訪れた時の写真。坂があり海もある地形豊かな尾道ならではの写真が撮れました。行きたかったリボンチャペルやU2などの建築もあり大満足です。

「安藤忠雄初期建築原図展-個の自立と対話」 @国立近現代建築資料館

湯島にある建築資料館で開かれている安藤忠雄の原図展に行ってきました。旧岩崎邸庭園の中にあるこの資料館を訪れるのは初めてでまた新しいスポットを発見した気分です。2年前に国立新美術館で開かれた展示会に比べ、住吉の長屋から光の教会くらいまでの初期…

中山英之展 「,and then」@TOTOギャラリー・間

乃木坂のギャラ間で行われる建築家の個展、今回は東京藝大もされている中山英之さんの展示会です。今までにないくらい評判が良さそうだったので何としても時間を作っていきたい展示会でした。 「,and then」と題し、建築が建ったあとのこれからに主眼を置い…

隈研吾教授最終連続講義 第三回「コンクリートから木へ」 @安田講堂

今回は「コンクリートから木へ」をテーマに隈先生の学部時代の先生である内田先生と深尾先生を招いての講義でした。 はじめは毎回と同様にゲストで来てくださった方の講義で、内田祥哉先生による様式の歴史を追った内容のものでした。 1950年の谷口吉郎の木…

隈研吾教授最終連続講義 第二回「家族とコミュニティの未来」 @安田講堂

今年度で退官される隈教授の最終講義シリーズの第2回。今回は社会学者の上野千鶴子さんと三浦展さんを招いてのレクチャーでした。 隈先生がまず初めに、建築学と社会学という別分野でありながらどういう接点を持っていたのか、両先生方の著書をもとに話され…

隈研吾教授最終連続講義 第一回「集落からはじまった」 @安田講堂

4月20日、安田講堂で隈先生の最終連続講義の第一回が行われました。初回は原広司先生と東大助教のセン・クアンを招いて「集落からはじまった」というテーマのもと講義が行われました。原先生は、隈先生の学生時代の師匠にあたり、原先生が隈先生ら学生を連れ…